ソフトウェアオフショア開発とは
オフショア開発とは、システム開発の一部を海外のソフトウェア開発会社に委託することを指します。
主に海外の安い人件費によるシステム開発コストの低減を目的として拡大してきました。
また、最近の国内での技術者不足を補うためにオフショア開発を行うケースも増えています。
海外の安い人材を活用するというのは1980年代には始まっていました。その頃は韓国が主な発注先でした。
ただ、開発対象はメインフレームがメインであったため、開発自体は日本国内で開発する必要があり、要員は日本で作業をしていました。(現在のオンサイト要員に当たります。)
その後、1990年代の中盤以降になると、ハードウェアのダウンサイジングとインターネット普及によって、海外での開発が可能になりました。この頃から日本では中国でのオフショア開発が始まりました。
2000年代になると中国でのオフショア開発は非常に盛んになりました。しかし、2010年頃から中国国内の反日運動が激しくなるとともに、経済発展に伴う人月単価の高騰が顕著になってきました。
そのリスクを回避するためにチャイナプラスワンとして急速に成長しているのが、ベトナムのオフショア開発です。
現在ではインドを抜いて、中国に次いで第2位のオフショア開発の委託先となっています。
中国の人件費高騰が続き、上海や北京の人月単価は日本人技術者と変わらなくなってきています。そのような状況を受けて、ベトナムはオフショア開発の委託先として、ますます存在感を高めていくものと予想されています。
オフショア開発を行うメリットは、大きく3つあります。
ソニックは、Webサービスやアプリ・業務システム開発サービスの他、 海外向けサービス開発など、幅広く対応が可能です。 あらゆるビジネスにITが欠かせない時代、IT人材の需要拡大に即した開発拠点を複数構える ソニックは、お客様の事業成功に貢献します。
ひとつの最大メリットは、コスト削減です。
業務の一部を海外の開発会社に委託することで人件費を大きく削減することができます。
委託先の国にもよりますが、人月単価が国内技術者の2分の1から4分の1に低減できます。オフショア開発を適用することによる費用が掛かるため、単純に開発コストが2分の1から4分の1になるわけではありませんが、かなりの原価低減効果が見込めます。
2つめのメリットは、優秀な技術者を確保できることです。
オフショア開発が盛んな国では、IT技術者は憧れの職業です。他の職種よりも高い給与がもらえるからです。そのため、大学の情報工学科は、医学部の次に入るのが難しいと言われ、国中から優秀な頭脳が集まっています。日本国内に置き換えると、東大工学部や京大工学部の卒業生に該当する人材です。 そのような技術者を国内で確保するのは難しいですが、オフショア開発では非常に簡単です。彼らはオープンソースを用いた開発やスマートフォンアプリの開発など、国際標準の基づく開発でとくに力を発揮します。
3つめとしては、必要に応じて人員を増減しやすいことです。
日本国内の会社では、なるべく仕事に空きを作らないように最低でも数ヶ月先まで予定を組みます。遊んでいる要員がいると大きな損失となるからです。そのため、急に技術者が必要になっても直ぐには集まりません。集まったとしても新人などで戦力にならないことが多いです。
海外の会社では要員にある程度の空きを作っていることが多いため、急な増員でも日本よりは容易に対応できます。
また、必要がなくなったときは速やかに体制を縮小できます。
案件によって選べるオフショア開発
ソニックが提供しているオフショア開発サービスを導入頂く場合、 案件によって最適な形態をご提案いたします。
” 高いレベルのサービスを低価格でご提供することで、御社のシステム開発コストを確実に削減します。”
ソニックは、今までの実績と経験を基に、案件によっては要件定義の段階から、ご提案をさせていただいております。
特にスマートフォンのアプリ開発においては、仕様の段階から開発までを担うことで、コスト削減、開発スピードの速さを実現しています。
また、システム開発においても、日本で長年エンジニアとしての経験を持つスタッフもおり、場合によって上流工程から対応することも可能です。
品質方針
ソニックは品質管理を、経営の重要課題に位置付けています。
「お客様が感動する価値を創造する」ことを目標に、品質活動を展開しています。
1.鉄板品質の実践と提供
常に品質を第一に考え、 お客様に鉄板品質のサービスを提供します。
2.生産性の徹底的追求
開発技術を磨き、ビジネスプロセスを改善し、生産性を追求します。